読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2019-10-21から1日間の記事一覧

マンデリシュターム 「対話者について」(1913)

パウル・ツェランにも影響を与えた、20世紀ロシア文芸の核を担った感性するどい詩人の代表的評論。詩は誰に向けて書かれるのかという考察。 対話を欠いた抒情詩は存在しない。わたしたちを対話者の抱擁へとおしやる唯一のものは、自分自身の言葉に驚きたい、…