読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2019-10-31から1日間の記事一覧

Mark C. Chu-Carroll『グッド・マス ギークのための数・論理・計算機科学』(2013, 2016)

書店で手に取ったときに、数式が少なく、守備範囲が広そうで、入門書の次くらいのレベルの数学とコンピュータ関連の本という印象があったため購入。文系出身プログラマやSEにお勧め。 集合論は、その従兄弟である一階述語論理(FOPL)と共に、ほぼすべての現…

田中優子『江戸百夢 近世図像学の楽しみ』(2000)

この混雑からくるいかがわしさが「文化」とかいうもので、それが成立するには、あるていどの稠密が必要となる。関連のないものや、対立するものや、無意味な連想でつながっていってしまうものの稠密さだ。(「あとがき」p166) 18世紀の豪奢で朗らでにぎやか…