読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2019-11-27から1日間の記事一覧

小松茂美『国宝 平家納経 全三十三巻の美と謎』(2005, 2012)

『図説 平家納経』(2005)の新装版。各巻の表紙、見返し、軸を図版として紹介してくれている。軸の豪華さも味わえて平家納経にまた別の角度から接することができた。本書を手に取った目的は俵屋宗達が手掛けた江戸の補修作業(1602)について詳しい情報が得ら…

ケネス・クラーク『名画とは何か』(1979)

名画という言葉のまわりには数多くの意味が群がってはいるが、それは何はともあれ、その個人的経験を普遍的なものにするような具合いに、時代精神に同化した天才芸術家の作品なのである。(p54) 驚きはないが、妥当な定義。 名画とは何か - 白水社 ケネス・…