読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2019-12-20から1日間の記事一覧

吉川幸次郎・三好達治『新唐詩選』(1952,1965)

学者と詩人それぞれからの唐詩紹介。新書だがとても密度が濃い。 吉川幸次郎:杜甫の絶句(江は碧にして鳥は逾よ白く)をめぐって この短い詩の底には、中国の詩に常に有力な、二つの感情が流れている。ひとつは、さっきのべた推移の感覚である。推移する万…