読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-01-04から1日間の記事一覧

福岡伸一『世界は分けてもわからない』(2009)

「世界は分けてもわからない」といえるには、分けて考えてきた蓄積を知っていることも重要で、その上で、零れてしまうものにも感度を高くしなくてはならない。 生命現象において、全体は、部分の総和以上の何ものかである。この魅力的なテーゼを、あまりにも…