読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-01-21から1日間の記事一覧

野口米次郎「「最早なし」の沙漠」(Seen and Unseen 1896『明界と幽界』より)

「最早なし」の沙漠 無が「最早なしの宇宙」を包むまで、私の魂は暗黒と沈黙、いな神様と住んでゐる。 ああ、大いなるかな無よ! ああ、力強いかな「最早なしの沙漠」よ、そこで数かぎりなき存在が永劫の死に眠り、神様も私の魂も死する所。闇黒も沈黙も死す…

小川和也『デジタルは人間を奪うのか』(2014)

テクノロジーには良い側面もあれば危険な側面もあるということの再確認。テクノロジーの進歩を享受しつつ新しい世界の姿に適応していく労力も惜しんではならない。 本来、デジタルの船に乗り込んだわれわれには、これまでの偉大な想像よりももっと偉大な創造…