読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-01-29から1日間の記事一覧

ニコラウス・クザーヌス「オリヴェト山修道院での説教」(1463)

超越的なものに向かい祈ることのできる人は洋の東西を問わず一人に強い。一人でも一人ではないように生きられるから。 修道士(monachus)とは、monosつまり「一人」という意味の語に由来するのであり、それにchusという語尾が付けられているのであるから、…

野口米次郎「われ山上に立つ」(From the Eastern Sea 1903『東海より』より)

われ山上に立つ かくてわれ山上に立ち、生命と沈黙の勇者………勝ち誇り、空に眼をむけ、突立ちあがり、没せんとする太陽を見て微笑み、麗しく悲しき告別を歌ふ。夕は神秘にてわれらをとり巻き、その香気は伝統の如くかんばし、ああ、われにしのび寄る諸々の思…

堀江貴文『ハッタリの流儀 ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を集める方法』(2019)

楽しんで生きているからそれほど表には出てこないが堀江貴文は努力と勤勉の人なのだ。 自分の望みとは関係なく、世間の目を気にして物事を決めてしまう。そんなツマラナイ人間のハッタリなんかに誰も乗ってこない。自分が恥ずかしくてできないがこの人はフル…