読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-02-11から1日間の記事一覧

シャンタル・ムフ『左派ポピュリズムのために』(原書2018, 訳書2019)

エルネスト・ラクラウとの共著『民主主義の革命』もそうだったが、現実政治への提言の書として受け止めるよりも、パワーバランスに関する理論書として読んだ方が面白い。 フロイトが示しているのは、人格が自我の透明性を中心に組織されているのではなく、行…