読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-05-09から1日間の記事一覧

アントニオ・ネグリ『野生のアノマリー スピノザにおける力能と権力』(原書1981, 訳書2008)

本物の凄さが伝わる。無実の身で国家権力により投獄された中で書かれたスピノザ論。無神論者、唯物論者、脱ユートピアの思索者スピノザという視点。ホッブズ―ルソー―ヘーゲルの三人組に対立するマキャヴェッリ―スピノザ―マルクスの三人組を形づくる政治論者…