読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-06-12から1日間の記事一覧

イマニュエル・ウォーラーステイン『脱商品化の時代 アメリカン・パワーの衰退と来たるべき世界』(原書2003, 訳書2004)

左翼を自認する社会学者ウォーラーステインが提示する希望をこめた未来世界のモデル。 資本主義システムの決定的な欠点は、私的所有にあるのではなく――それは単に手段にすぎない――商品化にある。商品化こそが資本の蓄積において不可欠の要素なのである。今日…