読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-07-11から1日間の記事一覧

田村隆一の詩を読む〔一周目〕その2:全集2 『誤解』(1956)~『スコットランドの水車小屋』(1976)

全集2には4詩集が収録。『誤解』(1978)『水半球』(1980)『小鳥が笑った』(1981)『スコットランドの水車小屋』(1982) 解説で、こちらも詩人の平出隆が「ぼくは詩が行分けであるためには、一行と一行の間のブランクが深い谷間になっていけないと思うんです」…

田村隆一の詩を読む〔一周目〕その1:全集1 『四千の日と夜』(1956)~『死後』(1976)

戦後も戦後詩もだんだん霞んでいく。熱かったものも拡散して冷えて判別がつかないものになっていく。そんなことを感じながら戦後詩の代表的詩人の田村隆一をよんでいく。 全集1には6詩集が収録されている。 『四千の日と夜』(1956)『言葉のない世界』(1962…