読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-07-30から1日間の記事一覧

門脇俊介『フッサール 心は世界にどうつながっているのか』(NHK出版 2004)

入門書という位置づけとしては具だくさん且つ野心的な構成の一冊ではないかと思う。初期の『論理学研究』と中期の『イデーンⅠ』を中心に論は進められていくが、フレーゲとの差異やクオリアに関する議論などが混じって展開されるので、初級者には思考を追って…