読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-08-01から1日間の記事一覧

竹田青嗣『完全解読 カント『純粋理性批判』』(講談社選書メチエ 2010)

完全かどうかは別にして、とてもいい解読書。「悟性」と「理性」の理解度が高まったというか、印象深いものになった。 【悟性】 悟性は、本来感性と結びついて対象認識を行なう役割を持つが、しばしばこの限界を超えて、感性的直観をもたない領域についても…