読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-09-18から1日間の記事一覧

【4連休なので神秘思想への沈潜を試みる】00 序奏:企画と準備 プロティノス、マイスター・エックハルト、スウェーデンボルグ、ルドルフ・シュタイーナー、カンディンスキー、ウィリアム・ブレイク

前回の4連休(2020.07.23~2020.07.26)の際、柳瀬尚紀訳でジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』を読んだ。連休のイベントとして、普段であれば読むことが難しいと思うものにチャレンジするということにしておくと、ふんばりがきいてなんとか…

マルティン・ハイデッガー『アレーテイア ― ヘラクレイトス・断片一六』(原書 1943, 1954, 理想社ハイデッガー選集33 宇都宮芳明訳 1988)

『ロゴス』につづいてヘラクレイトスの断片についての解釈。ヘラクレイトスは暗い人だが、その暗さの中でしか見えてこないほのかな明かりのはたらき(「明るめ」)があるとハイデッガーは説き続ける。 《決して没しないものを前にして、ひとはいかにして自分…