読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-09-26から1日間の記事一覧

マルティン・ハイデッガー『思惟の経験より』(原書 1947, 1954 理想社ハイデッガー選集6 辻村公一 訳 1960)パウル・ツェランに贈った詩的テクスト

「アウシュビッツ以後、詩を書くことは野蛮だ」というアドルノの言葉が広まっているにもかかわらず、プリーモ・レーヴィやパウル・ツェランを読んでしまったあとでは、むしろ、「アウシュビッツ以後、詩を書かないですんでいることは野蛮だ」もしくは「詩を…