読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-12-28から1日間の記事一覧

エルンスト・カッシーラー『シンボル形式の哲学(二) 第二巻 神話的思考』(原書 1925, 岩波文庫 木田元訳 1991) 言語と意識の発生にせまる傑作

頭がいいのはいいなと単純に思わせてくれるすがすがしいまでに明晰な哲学書。日本ではカッシーラーは入門書とかもあまりなくて、人気が出ていないのが残念だ。 人間は、おのれがつくりだす器具や人工物に即してはじめて、おのれの身体の性質や構造を理解する…