読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2021-03-11から1日間の記事一覧

中沢新一『日本文学の大地』(角川ソフィア文庫 2019, 角川書店 2015)不合理なものの蠢きに感応する批評眼

もとは1990年代後半『新編日本古典文学全集』の月報に連載されたエッセイ。オウム真理教地下鉄サリン事件などの影響で仕事がなくなっていた時期の著述。同時期の作品に『フィロソフィア・ヤポニカ』(2001)がある。神秘主義的でいかがわしいところもある…