読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2021-07-11から1日間の記事一覧

エルンスト・カッシーラー『人間 シンボルを操るもの』(原書 1944, 岩波文庫 1997, 岩波書店 1953)

カッシーラー生前最後の著作(『国家の神話』は没後出版)。広範囲な文化現象についてこれまでの自身の思索を総括していくように綴られた一冊。人間をanimal symbolicum(シンボルを操る動物)と定義して、シンボル的宇宙を生みそこに生きる人間の姿を描きあ…