読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2021-08-09から1日間の記事一覧

エルンスト・カッシーラー『十八世紀の精神 ルソーとカントそしてゲーテ』(原書 1945, 英訳 1962, 思索社 原好男訳 1989)

十八世紀の啓蒙主義期における大人物、ルソーとカント、ゲーテとカント、一般的には資質や思索の方向性にあまり類似が見られない著述家のカップリングに深く交流している部分があることを浮かび上がらせるふたつのエッセイ。ルソーとカントでは意志と自由に…