読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-01-10から1日間の記事一覧

ジョルジョ・アガンベン『王国と楽園』(原書 2019, 平凡社 2021 岡田温司+多賀健太郎訳)

アダムとイヴが追放された楽園と神の王国(天国)と原罪をもつ人間の関係性を論じながら、アントニオ・ネグリとは少し違った角度からマルチチュード(多数者)による地上楽園の実現としての社会変革を支えるひとつの理論として書かれた書物という印象をもっ…