読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-02-18から1日間の記事一覧

森村泰昌『美術の解剖学講義』(平凡社 1996, ちくま学芸文庫 2001)美をつくり出す堕天使、森村泰昌

美術家森村泰昌の初の著作にしておもしろさを徹底した大傑作。 実作者が見て語る美術は、素人愛好者が観て満足している美術とはひと味もふた味もちがったところがあり、わらってしまいながらも、目も心も洗われている。本気がすぎてふざけているようにも見え…