読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-04-24から1日間の記事一覧

ジャック・ラカン『二人であることの病い パラノイアと言語』(朝日出版社 1984, 講談社学術文庫 2011 訳:宮本忠雄+関忠盛)

ラカンの初期のエクリチュール。初期からのフロイトへの傾倒を知るに貴重な資料5篇。講義録ではない書かれたものとしてのテクストの存在感があるけれども、難解といわれる『エクリ』以前の作品なので、論じ方はいたって素直。読みやすく、とくに強調したい…