読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-07-17から1日間の記事一覧

カール・グスタフ・ユング 『想像する無意識 ユングの文学論』(松代洋一訳朝日出版社 1985, 平凡社ライブラリー 1996)

副題の「ユングの文学論」から具体的作品分析などを期待していると、早々に雰囲気が違い一般的な文学論ではないことが分かる。文芸作品を含む芸術作品には意識の統制から排除された生命エネルギーが顕現することが多いことを、意識と無意識の相補的関係と、…