読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-08-30から1日間の記事一覧

源実朝の『金槐和歌集』(1213年までに成立, 樋口芳麻呂校注 新潮日本古典集成44 1981)

和歌を読みはじめたのが数え14歳、その同じ年の1205年に完成したばかりの『新古今和歌集』を手にして耽読、自家薬籠中の物としていく。1209年には藤原定家から『詠歌口伝』を受領し、本歌取り中心の歌作法を学びながら、定家の教えに囚われない大…