読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-10-13から1日間の記事一覧

上野修『デカルト、ホッブズ、スピノザ 哲学する十七世紀』(講談社学術文庫 2011, 原本『精神の眼は論証そのもの』学樹書院 1999)

講談社現代新書の『スピノザの世界 神あるいは自然』(2005)に先行する上野修のはじめての単著。80年代から90年代にかけて学術誌に発表された論文を集めたもので、内容的には学問的。参考になる注も付いている。論述対象の配分はスピノザが70%程度で圧…