読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-12-04から1日間の記事一覧

福田昇八訳 エドマンド・スペンサー『韻文訳 妖精の女王』(原著 巻1~6 1596, 巻七の無常二篇は死後出版 1609, 九州大学出版会 2016)

古典作品には最初に触れて欲しい年齢層というものは間違いなくあって、本書もできることであれば、十代のうちのどこかで出会っていたほうがよい古典作品に挙げられる。訳者のあとがきにも日本の中高生がスペンサーの詩を気軽に朗誦できるようにしたいという…