読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-12-17から1日間の記事一覧

ジェイムズ・メリル『イーフレイムの書』(原著 1976, 志村正雄訳 書肆山田 2000)

無意識は創造されつづけ変様するのだから、神もまた創造しつづけ変形しつづけるという考え方も許されるのではないか? そんなことを思わせてくれた二十世紀後半のアメリカが生んだ長篇詩の翻訳。 ユングは言う――言わないにしても、言っているに等しい――神と<…