読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-12-22から1日間の記事一覧

アウグスティヌス『神の国 (ニ)』(服部英次郎・藤本雄三訳 岩波文庫 1982)

聖霊と天使の違いは何でしょう? といった問いは、本書が扱うアウグスティヌスの議論にはない論点だが、『神の国』の第6巻-第10巻までの異教徒の哲学への批判を読むに際して事前に知っておいた方がよい情報であると、本書通読後に私は思った。聖霊はキリス…