読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2023-01-04から1日間の記事一覧

高橋睦郎『永遠まで』(思潮社 2009)

翁なのか、幼児であるのか、はたまた、生者であるのか、死者であるのか、いずれでもなくいずれでもあるあわいを生きていることはそれぞれの詩が強烈に主張しているけれども、70歳を迎えた身体からくりだされることばは、時間と空間の閾に通路を拓きながら…