読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

人工生命

河本英夫+稲垣諭 編著『iHuman AI時代の有機体-人間-機械』(学芸みらい社 2019)

芸術家、哲学者、人工知能と人工生命の研究家など多方面で活躍する10名の人物によって、それぞれの視点から現時点での自然と人工の技術の関係性を問うた論考10篇。高度に発達した人工知能の視点から見れば思考や身体というものにおいて人間という存在自…

松岡正剛+ドミニク・チェン『謎床 思考が発酵する編集術』(晶文社 2017)

謎床、なぞどこ。 謎を生み出すための苗床や寝床のような安らいつつ生気を育む場という意味でつけられたタイトル。 ぬか床で漬物をつけているという情報工学が専門のドミニク・チェンが、正解を導くために必要とされるある謎を生む必要があり、謎を触発した…

稲葉振一郎『AI時代の労働哲学』(講談社選書メチエ 2019)

ビックリです。 人工知能やロボットがこのまま進化していって自律的な行動をするようになったら法人格を与えられるようにすすんでいくだろうというのは、ごもっともな指摘で、リアリティがありました。法人としての人工知能やロボット。現実化しそうな議論…

池上高志『動きが生命をつくる 生命と意識への構成論的アプローチ』(2007)

著者はじめての単著。私が手にしているのは2011年の第4刷。最先端のとがった研究成果を一般読者向けに紹介してくれている。一般向けではあるのだが、前提知識がないとある程度自分で調べながら読み進めていかないといけないかもしれない。いちいち調べるの…

『作って動かすALife 実装を通した人工生命モデル理論入門』

著者:岡 瑞起、池上 高志、ドミニク・チェン、青木 竜太、丸山 典宏 www.oreilly.co.jp2018 Alife(エーライフ):人工生命、Artificial Life。 コンピュータを使って生命の挙動(生命性)をシミュレートする。 オライリーから出ている本で、プログラミン…