読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

現代音楽

藤富保男訳編『エリック・サティ詩集 増補版』(思潮社 1997)

既成の音楽の概念におさまらないような曲を書き続けたエリック・サティが楽譜に書いていた文章を、日本の詩人藤富保男が拾い集めて翻訳し、行分け詩の形に整えた作品集。音楽同様、いい感じに力を抜けさせてくれる。実生活では貧困とアル中とでたいへんなよ…

鬼束ちひろ「月光」(2000)

2月1日のNHK総合のSONGSは凄かった。久々に地上波で見た鬼束ちひろが歌いはじめた瞬間、異界に引きずり込まれたような衝撃が走った。 I am GOD'S CHILDこの腐敗した世界に堕とされた ってイエスかよ。20年前リアルタイムで聴いていた時とはまた違った重量感…