読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

菅原道真 菅家文草 菅家後集

菅原道真

日本古典文学大系4 菅家文草 菅家後集
川口久雄 校注

図書館物件

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菅家文草 菅家後集 - 岩波書店

 

私はしばらく図書館と古書店をうろつこうと思います。
それで、返却期限が迫っているためとりあえず再読用にメモ。
どなたかが新規で読むときの里道標にでもなればという期待も込めて…

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カラムの定義
第1カラム:巻名(漢詩のレコードでは空)
第2カラム:作品番号
第3カラム:題
第4カラム:開始ページ
第5カラム:メモ


巻一,,,,
,2,臘月独興。,p105,学業の勧め
,11,翫梅華、各分一字。,p116,春一番の風
,39,八月十五夕、待月。席上各分一字。,p134,宴を準備し客を呼んだのに月が出ないで残念
,76,海上月夜。,p163,敦賀の津に到着した時の褒め詩、ハレの歌
巻二,,,,
,84,元慶三年孟冬八日、大極殿成畢、王公会賀之詩。,p173,大極殿再建の様子
,87,博士難。,p175,慎みて人の情を畏りたりけり 嫉妬警戒
,96,雲州茂司馬、視詩草数首。吟詠之次、適見哭菅侍医之長句。不勝復悼、聊叙一篇。,p183,瑠璃主:薬師如来
,101,春日於相国客亭、見鴎鳥戯前池有感、賦詩。,p189,?をみて詠う
,123,見渤海裴大使真図、有感。,p208,肖像画じゃ物足りない
,126,同諸才子、九月卅日、白菊叢辺命飲。,p209,秋の最後の日にだいぶ飲んだ
,151,秋夜、宿弘文院。,p224,たまにはうちにも来てください
,155,晩秋二十詠 黄葉。  ,p227,植物すら 能く此の如し 人生 自らに量るべし
,180,夏日四絶 聞蝉。,p244,せっかく土から出てこられたのにまだ夏だった
巻三,,,,
,193,新月二十韻。,p253,風脳:青い風生獣の脳(長寿の薬)
,200,寒早十首 01,p259,他国に浮浪逃走して強制送還された人
,201,寒早十首 02 ,p260,他国からの流入者(税逃れの逃散)
,202,寒早十首 03 ,p260,やもめ
,203,寒早十首 04 ,p261,みなしご
,204,寒早十首 05 ,p261,薬草園の園丁
,205,寒早十首 06 ,p262,馬子(旅客輸送人)
,206,寒早十首 07 ,p262,賃雇いの船人
,207,寒早十首 08 ,p263,漁夫
,208,寒早十首 09 ,p264,塩売り
,209,寒早十首 10 ,p264,きこり
,229,代翁答之 ,p281,毒瘡腫れ爛れて痛べる脚偏めり
,236,舟行五事 01 ,p285,文章誠可畏 礒上欲追従
,236,舟行五事 02 ,p287,非嫌新変業 最惜旧成功
,236,舟行五事 03 ,p288,何福?巣数 何分亀曳泥
,236,舟行五事 04 ,p289,欲求十倍利 還失一生謀
,236,舟行五事 05 ,p291,聞其長断食 虚号遍相称
,238,残菊下自詠。,p292,任地の讃岐に帰りたい
巻四,,,,
,269,寄白菊四十韻。,p317,生涯雖量測 禄命未平反 公平なんてないね。
,274,冬夜閑思。,p325,地方官としてどうにか日を過ごしてきた
,289,斎日之作。,p338,懺悔無量何事最 為儒為吏毎零丁 愛すべきまじめさ
,299,水辺試飲。,p344,瑠璃水畔玉山頽 酔って寝てしまった 瑠璃色
,325,依病閑居、聊述所懐、奉寄大学士。,p358,脚灸無堪州府去 頭瘡不放故人遇 よくなったら何しよう
,327,書懐奉呈諸詩友。,p360,閑臥凉風半死灰 病気がちでごめん
,328,九日侍宴、同賦仙潭菊 各分一字、応製。,p360,黄金倒映瑠璃裏 碧瑠璃色に澄んだ仙郷の潭に黄菊の花がさかさまにかげをうつして…
,330,近以拙詩一首、奉謝源納言移種家竹。前越州巨刺史、忝見?和。不勝吟賞、更次本韻。,p362,偏思綵凰随青藹 豈料文星降碧虚 あおぞら 碧色
,334,小知章。,p366,無為にして我が道周し 【無為】
,335,堯譲章。,p367,向背 優遊し去る 形体 一世の間 流れのままに
巻五,,,,
,357,左金吾相公、於宣風坊臨水亭、餞別奥州刺史、同賦親字。,p386,努力々々猶努力 明々天子恰平均
,361,霜夜対月。,p392,清光不染意中泥
,372,文章院、漢書竟宴、各詠史、得公孫弘。,p399,六十初徴八十終 清廉潔白我が道に通ず
,382,仲春釈奠、聴講論語、同賦為政以徳。,p407,北辰高處無為徳 疑是明珠作衆星 【無為】
,410,銭。,p425,くさったっぜにのことんなんか、誰がしるものか。
,416,蜘蛛。,p429,微小な虫ですら巧みな技術をもっている
,428,重陽侍宴、同賦秋日懸清光、応製  ,p437,天下無為にして 日自らに清めり 【無為:何もせずに自然に平和】
巻六,,,,
,431,扈従雲林院、不勝感歎、聊叙所観。并序。 ,p442,莓苔晴後変瑠璃 瑠璃色に変わる
,433,詩友会飲、同賦鶯声誘引来花下。,p444,大底 詩情は多く誘引せらる 年毎の春月 家に居らず
,437,北堂文選竟宴、各詠史、句、得乗月弄潺湲。,p447,水空触眼逝 月暗過頭奔 惣為貪名利 亦依憂子孫
菅家後草,,,,
,470,和紀処士題新泉之二絶。01,p473,瑠璃地上水潺湲 遮莫銀河在碧天
,478,不出門。,p481,流されてヤバイ
,484,叙意一百韻。,p488,遇境虚生白:私のたまたまめぐりあったその場の環境において、心を虚しくすることにつとめれば、おのずから明るさがおとずれる
,486,哭奥州藤使君。,p500,友を亡くした慟哭
,488,読家書。,p506,手紙を読んで家族を想う
,500,雨夜。,p514,農夫は喜び余り有るに… 私は病がきつく薬師如来瑠璃光浄土を念じる
,504,官舎幽趣。,p518,境に遇える幽閑 自らに誇れるに足れり
,506,晩望東山遠寺。,p519,偏に水月をもちてねんごろに空観す
,509,燈滅二絶。02,p521,秋天に雪あらず 地に蛍なし 燈滅え書を抛ちて 涙暗しく零つ

 

川口久雄
1910 - 1993