著者の空海関連のエッセイ18篇を集めたもの。
空海本一冊目ではなく、興味を持ってからのつまみ食い本、復習本としての利用が吉。
おすすめは
日本仏教史上における空海
最澄と空海の密教。天台の選択、真言の包摂。
空海の生涯と思想
空海の生涯と思想をコンパクトに紹介
空海とその周辺
詩を多く紹介
空海の教育理想
庶民に開放された最初の学校「綜藝種智院」にフォーカスした論考。非常に便利、有益。
目次:
1 空海の生涯と思想
日本仏教史上における空海
空海の生涯と思想
空海の教え
空海と最澄―その思想と交流の軌跡
現代思想史上の空海
綜合の天才・空海
空海の思想と現代
2 文化人としての空海
空海の軌跡―『弘法大師行状絵詞』にそって
恵果との出遇い
空海とその周辺
空海の教育理想
3 空海の著作を読む
空海の名著
『秘蔵宝鑰』について
永遠への飛翔
空海の言葉をたどって
空海の密教用語について
4 空海の聖地
霊場・高野山
空海と四国の聖地