基本図書。
生涯全般を追える作品。
気になった点:
・空海につづく人物が宗門から出こないことについて
空海以後において、彼の真言密教はほとんどいかなる意味においても新しい展開を見せていない。(p130 空海の教学が完結したものである)
空海の法系はその血縁者によって肉親相続されている点に注意しなければならない。(p199)
目次:
第1章 生きている空海
第2章 幼少年時代
第3章 三教指帰の述作
第4章 入唐まで―20代の空海
第5章 唐における空海
第6章 帰国後、何をしたか
第7章 高雄山時代
第8章 高野山の開創
第9章 東寺の経営
第10章 社会的活動
第11章 教団と弟子たち
第12章 文筆活動
第13章 高野山における入定
第14章 日本仏教史上より見た空海