読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

白洲正子 祈りの道

白洲正子 祈りの道
編:白洲信哉

www.shinchosha.co.jp

2010

 

豊富な写真が美しい。
白洲正子鑑識眼にかなった作品は、どれもとげがなく丸みを帯びていて麗しい。日本的な柔らかな繊細さの一番いい部分をコレクションしたのではないかと思わせる。
お能というものはつかみどころのない、透明な、まるいものである」p138
「透明な、まるいもの」に感応する能力に、本を通して触れさせていただく。

編者は白洲正子の孫で小林秀雄の孫でもあるという人物。


白洲正子
1910 - 1998
白洲信哉
1965 -