読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

ギリシア悲劇 オイディプス テーバイ王家の悲劇四作(ソポクレス テーバイ三部作+アイキュロス『テーバイ攻めの七将』) 脳内上演

時系列に沿うと以下の順に上演される。キャストは脳内上演用(私的チョイス)。

制約ある人間界での自分の責任の取り方は、自裁という形でしか成就できないのかと心ざわめく感があるが、死者それぞれの最期の姿は記憶に留め置くだけの衝撃がある。

死に向きあわざるを得ない人間の存在によって劇は厳しく成り立つが(オイディプス、イオカステ、ポリュネイケス、エテオクレス、ハイモン、エウリュディケ、アンティゴネ)、もう一つ忘れていけないのは死ねない人間の生き続けていかざるを得ない厳しさだ。

死を選べない以下3名のその後の生が気にかかる。

テイレシアス(盲目の予言者):柄本明
クレオン(テーバイの王、イオカステの弟、アンティゴネの叔父):滝藤賢一
イスメネ(オイディプスの娘-第四子-、アンティゴネの妹):今田美桜

 

〔脳内上演:名前のあるものに配役を割り振って戯曲を読んでみている〕

1.
オイディプス王」 ソポクレス作
 オイディプス(テーバイの王):オダギリジョー
 神官
 クレオン(イオカステの弟):滝藤賢一
 コロス(テーバイの長老たち、男)
 テイレシアス(盲目の予言者):柄本明
 イオカステ(オイディプスの妃、母):樋口可南子
 使者(コリントスからの)
 ライオスの召使
 第二の死者
2.
「コロノスのオイディプス」 ソポクレス作
 オイディプス(盲目の元テーバイの王):オダギリジョー
 アンティゴネオイディプスの娘-第三子-):橋本愛
 コノロスの男
 イスメネ(オイディプスの娘-第四子-、アンティゴネの妹):今田美桜
 テセウスアテナイ王):田中哲司
 クレオン(イオカステの弟):滝藤賢一
 ポリュネイケス(オイディプスの息子-第一子-。長兄):成田凌
 使者
 コロス(アッティカの老人たち)
3.
「テーバイ攻めの七将」 アイキュロス作
 エテオクレス(オイディプスの子-第二子-、テーバイ王):工藤阿須加
 使者
 合唱隊(テーバイの乙女たち)
 アンティゴネオイディプスの娘-第三子-):橋本愛
 イスメネ(オイディプスの娘-第四子-、アンティゴネの妹):今田美桜
 布告使
4.「アンティゴネ」 ソポクレス作
 アンティゴネ(テーバイの先王オイディプスの娘-第三子-):橋本愛
 イスメネ(テーバイの先王オイディプスの娘-第四子-、アンティゴネの妹):今田美桜
 コロス(テーバイの長老たち、男)
 クレオン(テーバイの王、イオカステの弟、アンティゴネの叔父):滝藤賢一
 番人
 ハイモン(クレオンの息子、アンティゴネの許嫁):北村匠海
 テイレシアス(盲目の予言者):柄本明
 報せの男
 エウリュディケ(クレオンの妃):麻生久美子

 

■主要登場人物キャスト表形式:

オイディプス オダギリジョー テーバイの王
クレオ 滝藤賢一 イオカステの弟、アンティゴネの叔父
テイレシアス 柄本明 盲目の予言者
イオカステ 樋口可南子 オイディプスの妃、母
アンティゴネ 橋本愛 オイディプスの子-第三子-
イスメネ 今田美桜 オイディプスの子-第四子-
テセウス 田中哲司 アテナイ
ポリュネイケス 成田凌 オイディプスの子-第一子-
エテオクレス 工藤阿須加 オイディプスの子-第二子-
ハイモン 北村匠海 クレオンの息子-第二子-、アンティゴネの許嫁
エウリュディケ 麻生久美子 クレオンの妃