1908年から1915年までの詩、81篇。
100年以上たって、本日たまたま拾われるのは34篇目、1912年の詩。
落下は―恐怖の変らぬ道連れにして、
恐怖とは空虚の感覚なり。
(中略)
永遠のために生きるものはわずか、
だがお前が束の間のことに心をくだくなら―
おまえの運勢はおそろしく おまえの家は脆いだろう!
虚ろな風が強く吹いているときは、脆い家の中に退避。気圧の差が小さくなるまで待つ。ひきこもって、食べて、寝て、頭の小さな小動物のような時間を過ごす。
オシップ・マンデリシュターム
1981 - 1938
早川眞理
1932 -