読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

野口米次郎「山上」(From the Eastern Sea 1903『東海より』より)

山上

われ山上に立ち、深い霧に自らを失ふ時、
われその柱となつて、宇宙に作られたりと思ふ………
天地創造の始め、深さ否深さのない深さの上に立つ神は、則(すなは)ちわれらにあらざるか。

(From the Eastern Sea 1903『東海より』より)

野口米次郎
1875 - 1947
 
野口米次郎の詩 再興活動 No.017