2020-02-02 野口米次郎「女神と男神」(From the Eastern Sea 1903『東海より』より) 日本の近現代詩 野口米次郎 女神と男神 女神は河の羊毛をながながと紡(つむ)ぎ給ふ、聖き紡女の声は銀だ。ああ、紡夫の黄金の沈黙よ!男神は時の車を廻はして、昼の白と夜の黒とを永遠へと紡ぎ給ふ。 (From the Eastern Sea 1903『東海より』より) 野口米次郎1875 - 1947 野口米次郎の詩 再興活動 No.020