読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

野口米次郎「一言」(『夏雲』1906 より)

一言

 沈黙の歌をうたふ広漠の歌ひ手よ、星よ、君に捧げる言葉あり、
 曰く、
『人間は冷かだ、朝になると君の聖(きよ)き姿を忘れて仕舞ふ、君失望する勿れ失望する勿れ。』
 
(『夏雲』1906 より)

野口米次郎
1875 - 1947
 
野口米次郎の詩 再興活動 No.023