税込594円。昼食一回分くらい。騙されたと思ってシリーズ途中の15巻でも手に取ってほしい。羽海野チカは個々の脇役にも深い愛情を注ぐ漫画家で、本巻は野火止あづさと田中太一郎(表紙の右側二人)のスピンオフエピソードとして読んでも十分に満たされる。70ページ一コマ目の野火止あづさはシリーズのなかでもグッとくるひとつのピークだと思っている。「神さま 僕はっっ ※※※※※※※※※」(※は引用者自粛伏字)。発売から二ヶ月たっても読み返すたびに胸が熱くなる。悔しさに正しく向き合うことの大切さと熱気をいつでも注入してくれる。気に入ってもらえたら第一巻から改めて読みはじめてもらえたらうれしい。かなりの確率でブックオフで13巻くらいまでのセット販売もしているのでそちらを覗いてみるのもあり。
※15巻から読む場合はChapter156からがお勧め。最初のChapter154,155は前エピソードのピークなので後に取っておくのがベスト。
※昨日の「はてな 読書」グループのエントリに『3月ライオン』があって再読モードが着火、他のことがまったく手につかなくなってしまったので、とりあえず心を落ち着かせるため、自分でも投稿。
羽海野チカ
1966 -