読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

【4連休なので神秘思想への沈潜を試みる】08 着地: 神秘思想読書チャレンジ中のBGMはずっとバッハの「音楽の捧げもの」だった

4連休用に準備した神秘思想関連本、プロティノス、マイスター・エックハルトスウェーデンボルグ、ルドルフ・シュタイーナー、カンディンスキーウィリアム・ブレイク。6人中4人で7割弱程度の達成率。ブレイクは息抜きに中途半端に読むよりも、別途ちゃんと読んだ方がいいかなという思いもありスキップ。スウェーデンボルグ高橋和夫スウェーデンボルグの思想 科学から神秘世界へ』(講談社現代新書 1995)があれば読めたものの、連休期間中に紛失という予想外の展開があり、時間的に『天界と地獄』に踏み込むことも無理そうだったので断念ということで収まった。


実際に読んだものでは、エックハルトの「離在」とプロティノスの「素材(ヒュレー)」は、かなり深く記憶に刻まれて、のちのち効いてくる時間を過ごせてよかったと思う。

 

ところで、BGMの話。本を読む時は基本的に何かしらCDで音楽をかけているのだが、今回の神秘思想関連本にあわせたのはバッハの「音楽の捧げもの」。普段の在宅ワーク時に「音楽の捧げもの」をかけると、整いすぎていて、聴いていると冷たさも感じるので、選択肢には入らなくなってしまって久しいのだが、この連休にはとてもフィットした感じ。読みはじめのおためし時期の時間帯に、サティの「ヴェクサシオン」もけっこうはまったのだが、4日通しで「ヴェクサシオン」にはさすがにおそれをなしたので、次の沈潜系のラインナップの時にとっておくことにした。

 

明日からは、また日中は通常モードに戻る。通常モードで一番よく聴くのは、坂本龍一の「Out of Noise」。延々聴いていられる凄さ。1年半くらいずっと聴いているような気がする。飽きない。雨や風の音を聴いているときの感覚に近い。


ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
1685 - 1750
坂本龍一
1952 -