読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

モンテーニュの『エセー』読書資料(つまみ食いのすすめ) 日本語訳者三名の訳業を目次ベースでマッピング(表形式)

モンテーニュの『エセー』の訳者毎の目次ベースの表形式資料。日本語訳で、つまみ食いしやすいようにするための資料。

※2021.02.07時点では、宮下志朗、原二郎、荒木昭太郎の三訳者の訳業データで構成
※宮下訳と原・荒木訳とでは第一巻の章立て配列に違いがある(底本の違いのため)章番号に違いがあるものは「宮下訳/原・荒木訳」の形式で記載
※M抄欄にはみすず書房の宮下訳『エセー抄』の収録章に*を付与
※荒木訳中公クラシックス全3巻については、章立て順とは異なるオリジナル編集であるようだが、手元に資料がないため現時点では除外
※新潮社の関根秀雄訳『随想録』も現時点では除外(未見のため)

 

 



M

白水社
宮下訳

岩波文庫
原訳
中央公論社
世界の名著
荒木訳
01   人は異なる手段で、同じような目的に到達する 人はいろいろな方法によって同じ結果に到達する さまざまの方法でひとは同じ結果に到達する
02 * 悲しみについて 悲しみについて  
03   われわれの情念は、われわれの先へと運ばれていく われわれの感情はわれわれを越えてゆくこと  
04   本当の目的がないときには、魂はその情念を、いつわりの対象に向かってぶちまけること 心は正しい目標を欠くと、偽りの目標にはけ口を向けること ほんとうの目標がないとき、どれほど魂は偽りの目標にむかってその情熱を吐き出すか
05   包囲された砦の司令官は、そこから出て交渉すべきなのか 包囲された軍の大将は談判のために城を出るべきか  
06   交渉のときは危険な時間 講和のときは危険であること  
07   われわれの行動は、その意図によって判断される われわれの行為は意図によって判断されること  
08   暇であることについて 無為について 何もしないでいることについて
09   うそつきについて 噓つきについて  
10   口のはやさと口のおそさについて 弁舌の遅速について  
11   さまざまな予言について 予言について  
12   揺るぎのないことについて 不屈について  
13   国王たちの会談における礼儀 国王同士の会見の儀礼  
40/
14
  幸福や不幸の味わいは、大部分、われわれの考え方しだいであること 幸、不幸の味は大部分、われわれの考え方によること  
14/
15
  理由なしに砦にしがみついて、罰せられること 理由なく城を固守するために罰せられること  
15/
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  臆病を罰することについて 臆病の処罰について  
16/
17
  何人かの使節たちのふるまいについて ある使者たちの行為  
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  恐怖について 恐怖について  
18/
19
* われわれの幸福は、死後でなければ判断してはならない われわれの幸福は死後でなければ判断してはならぬこと  
19/
20
  哲学することとは、死に方を学ぶこと 哲学をきわめるとは死ぬことを学ぶこと 哲学すること、それはどのように死ぬかを学ぶことだ
20/
21
  想像力について 想像力について  
21/
22
* 一方の得が、他方の損になる 一方の得は他方の損になる  
22/
23
  習慣について。容認されている法律を容易に変えないことについて 習慣について。また、既存の法律を容易に改めてはならないこと  
23/
24
  同じ意図から異なる結果になること 同じ意図から違った結果が出ること  
24/
25
  教師ぶることについて 衒学について 学者ぶることについて
25/
26
  子供たちの教育について─ギュルソン伯爵夫人、ディアーヌ・ド・フォワさまに 子供の教育について 子供たちの教育について
26/
27
  真偽の判断を、われわれの能力に委ねるのは愚かである われわれの能力で真偽をはかるのは愚かである  
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28
  友情について 友情について  
28/
29
  エチエンヌ・ド・ラ・ボエシーによる二九篇のソネット─ギッセン伯爵夫人、マダム・ド・グラモンに捧ぐ エチエンヌ・ド・ラ・ボエシの二十九篇の詩  
29/
30
  節度について 節制について  
30/
31
  人食い人種について 食人種について 人食い人種について
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32
  神の命令に口出しして判断するのは、慎重にしなくてはいけない 天命を判断するには慎ましくすること  
32/
33
  命を犠牲にして、快楽から逃れること 生命を犠牲にして快楽を避けること  
33/
34
  運命はしばしば、理性とともに歩む 運命はしばしば理性の歩みと合致すること  
34/
35
  われわれの行政の欠点について われわれの政治の一欠陥について  
35/
36
  服の着用という習慣について 着物を着る習慣について  
36/
37
  小カトーについて 小カトーについて 小カトーについて
37/
38
  われわれは、同じことで泣いたり笑ったりする いかにわれわれは同じことで泣いたり笑ったりするか  
38/
39
  孤独について 孤独について  
39/
40
  キケロに関する考察 キケロについての考察  
41 * みずからの名声は人に分配しないこと 自分の名誉を譲らないこと  
42   われわれのあいだの個人差について われわれの間にある差異について  
43   奢侈取締令について 贅沢を取り締まる法律について  
44   睡眠について 睡眠について  
45   ドルーの戦いについて ドルゥの戦いについて  
46   名前について 名前について  
47   われわれの判断の不確実なことについて われわれの判断の不定なことについて  
48   軍馬について 軍馬について  
49   昔の習慣について 昔の習慣について  
50   デモクリトスヘラクレイトスについて デモクリトスヘラクレイトスについて デモクリトスヘラクレイトスについて
51   ことばの空しさについて 言葉の空虚さについて  
52   古代の人々の倹約ぶりについて 古代人の倹約について  
53   カエサルの一句について カエサルの一句について  
54   どうでもいいことに凝ったりすることについて つまらぬ器用さについて  
55 * 匂いについて 匂いについて  
56   祈りについて 祈りについて  
57 * 年齢について 年齢について  
01   われわれの行為の移ろいやすさについて われわれの行為の不定なことについて われわれの行動の定まらないことについて
02   酔っぱらうことについて 酩酊について  
03   ケオス島の習慣 ケオス島の習慣について  
04   用事は明日に 用事は明日  
05   良心について 良心について  
06   実地に学ぶことについて 実習について 修練について
07   名誉の報酬について 名誉の報いについて  
08   父親が子供に寄せる愛情について─デスティサック夫人に 父の子供に対する愛情について  
09   パルティア人の武器について パルティア人の武器について  
10 * 書物について 書物について 書物について
11   残酷さについて 残酷について  
12   レーモン・スボンの弁護 レーモン・スボンの弁護  
13   他人の死について判断すること 他人の死を判断することについて  
14   われわれの精神は、いかにそれ自体がじゃまになるか いかにわれわれの精神は自らの邪魔をするか  
15   われわれの欲望は、困難さによってつのること われわれの欲望は困難に会うと増大すること われわれの欲望は困難によって大きくなること
16   栄光について 栄誉について  
17   うぬぼれについて 自惚について うぬぼれについて
18   噓をつくこと 噓をつくこと 嘘を言うことについて
19   信教の自由について 信仰の自由について  
20 * われわれはなにも純粋には味わわない われわれは何物も純粋に味わわない  
21   なまけ者に反対する 無為に対する非難  
22   宿駅について 駅馬について  
23   よい目的のために、悪い手段を使うこと よい目的に用いられる悪い手段について  
24   ローマの偉大さについて ローマの偉大について  
25   仮病などは使わないこと 仮病をつかってはならぬこと  
26   親指について 親指について  
27   臆病は残酷の母 臆病は残酷の母  
28 * なにごとにも季節がある 物にはすべて時があること  
29   徳について 徳について  
30   ある奇形児について ある畸形児について  
31   怒りについて 怒りについて 怒りについて
32   セネカプルタルコスを弁護する セネカプルタルコス弁護  
33   スプリナの物語 スプリナの話  
34   ユリウス・カエサルの戦い方について考える ユリウス・カエサルの戦争の仕方についての考察  
35   三人の良妻について 三人の良妻について  
36   もっとも傑出した男たちについて もっとも偉大な男性について もっともすぐれた人物について
37   子供が父親と似ることについて 子供が父親に似ることについて  
01   役立つことと正しいことについて 有利なことと正しいことについて  
02 * 後悔について 後悔について  
03   三つの交際について 三種の交わりについて 三つの交際について
04   気持ちを転じることについて 気をまぎらすことについて  
05   ウェルギリウスの詩句について ウェルギリウスの詩句について  
06   馬車について 馬車について  
07   高貴な身分の不便さについて 高貴な身分の不便なことについて  
08   話し合いの方法について 話し合う方法について 意見をかわす技術について
09   空しさについて 空虚について むなしさについて
10   自分の意志を節約することについて 自分の意志を節約することについて  
11   足の悪い人について びっこについて ちんばについて
12   容貌について 人相について  
13 * 経験について 経験について 経験について

 

手許に来る本たち:

[宮下志朗訳]

みすず書房 モンテーニュ エセー抄【新装版】

www.msz.co.jp

白水社 モンテーニュ『エセー』1~6

www.hakusuisha.co.jp

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[原二郎訳]岩波文庫、筑摩文学大系

www.iwanami.co.jp

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[荒木昭太郎訳] 中央公論社、中央クラシックス

エセーⅠ|全集・その他|中央公論新社

エセーⅡ|全集・その他|中央公論新社

エセーⅢ|全集・その他|中央公論新社

 

関根秀雄訳(新潮社版)モンテーニュ『随想録』データは次回持越し 

 

ミシェル・ド・モンテーニュ
1553 - 1592

宮下志朗
1947 -
原二郎
1919 -
荒木昭太郎
1930 -
 関根秀雄
1895 - 1987