読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

藤原良経 二十二歳 1190年 凍てついた世界の清浄なる美

さびしさや思ひよわると月見れば心の空ぞ秋深くなる

真冬に感じる秋の寂しい寒さ。いまは月もいるかどうか見えない部屋の一室。言葉の淵にただ沈む。