読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-01-07から1日間の記事一覧

吉川幸次郎『漱石詩注』(2002)

岩波文庫で読む漱石の漢詩。今回は青年期の作品が印象深く残った。 漫識読書涕涙多暫留山館払愁魔可憐一片功名念亦被雲烟抹殺過 漫りに読書を識りて涕涙多し暫く山館に留まりて愁魔を払う憐れむ可し一片功名の念亦た雲烟の被に抹殺過さる 帰途口号のうち一首…