固着し自閉しようとする力に対して、日常的で小さな活動が外や他のものに向けて自己を開き、新たな結びつきを創造的に生み出すことを論じた、スキゾ分析の実践者フェリックス・ガタリの遺作。
訳者の方針でガタリの普段の語り口を再現させるように訳されているため、インタビュー集のような親和感があり、日常に直結する実践的な思考案内の書となっている。
肝心なのは最終結果ではなく、多種多様な成分をあつかうマッピングの方法が主体化の動的過程と共存するにいたること、また両者の共存によって主体感の生産手段を奪還し、そのオートポイエーシスを可能ならしめることなのです。
(「主体感の生産をめぐって」より)
【目次】
1 主体感の生産をめぐって
2 機械性異質発生
3 スキゾ分析によるメタモデル化
4 スキゾなカオスモーズ
5 機械性の口唇性と潜勢的なもののエコロジー
6 美の新しいパラダイム
7 生態哲学の対象
【付箋箇所】
25, 29, 35, 43, 47, 91, 92, 99, 123, 145, 159, 161, 167, 179, 195
フェリックス・ガタリ
1930 - 1992