読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2021-09-04から1日間の記事一覧

藤沢令夫『プラトンの哲学』(岩波新書 1998)

プラトンの著作自体を読みたくさせるすぐれた案内書。とりわけ『テアイテトス』『国家』『パイドロス』『ティマイオス』『法律』などで語りの対象となる魂=プシュケーやイデアに関する案内解説にキレがある。特に第五章[Ⅴ「汝自身を引き戻せ」―反省と基礎固…