読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-09-10から1日間の記事一覧

マーガレット・アトウッド『パワー・ポリティクス』(原著 1971, 彩流社 出口菜摘訳 2022 )

やや人生に疲れの見えだしたところで出会った男女二人のうちの女性側の視点から、互いの固定観念と日常性のなかに埋没していくことへの抵抗感を詠った詩、といったところだろうか。約50年前、著者32歳の時の作品で、五番目の詩集。男性側は左翼政治活動…