読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2023-02-10から1日間の記事一覧

北川透『傳奇集』(思潮社 2022)

いまの日本の現代詩の領域では80歳を超えた高齢の詩人たちの活動がよく目に入ってくる。谷川俊太郎、高橋睦郎、吉増剛造ほか、かなりの実力者が名を連ねる。本書の北川透もそのなかの一人で、刊行時は86歳、収録作の初出は78歳から83歳まで刊行して…