読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2023-03-21から1日間の記事一覧

ポール・ヴェルレーヌ『呪われた詩人たち』(原著 1884,1888 倉方健作訳 幻戯書房 2019)

40歳台前半、詩人としても一人の人間としても地に堕ちていた時代のヴェルレーヌの仕事。この『呪われた詩人たち』がなかったらランボーが忘れ去られていたかもしれないことで歴史的に重要な作品。ヴェルレーヌ自身もこの著作によって詩人としての立場が上…